― そして、そのままだとSEOも成果につながらない。
中小企業のサイト制作では、
「テンプレートだから安っぽい」「テンプレートは皆同じ」
という声をよく聞きます。
しかし、その理解は逆です。
テンプレートが優秀だからこそ、
“誰が作っても同じ顔になりやすい”のです。
問題はテンプレートそのものではなく、
テンプレートを“自社の世界観”へ変換する工程が、
低予算制作ではほぼ行われないことにあります。
SEOの成果が出ない企業に共通する“盲点”
AIの出現で、コンテンツSEOにおける記事制作が各段に簡単でスピーディにできる時代になりました。
検索ワードで上位を取れる記事を書けばアクセスが集まり、売上につながると思われがちです。
しかし現場では、
「記事は読まれているのに、問い合わせが増えない」
という声が非常に多い。
なぜか?
理由はシンプルです。
サイトそのものが“安っぽい”と、どれだけ良い記事でも信用されないから。
SEOは入口を広げるだけです。
最終的な判断は、記事ではなく あなたのサイト で行われます。
では、サイトが「安っぽい」とはどういう状態でしょうか?
- 写真や動画のコンテンツのクオリティが低い
- どこかで見たような写真素材ばかり
- 文章の細部の「機微」がない
- 「信用と信頼」が感じられない
これらの印象は、結果として、「テンプレ臭」が強い、つまり一言で言えば、「独自の世界観が感じられない」ため、「誰にも刺さらないサイト」になってしまい、結果として一瞬でユーザーの心を閉じます。
つまり、
SEOとサイト品質はセットで考えない限り成果にならない。
ローコスト制作でもテンプレート臭を抜く必要がある理由は、
単なる見た目ではなく、
コンバージョンの問題です。
写真一つにひと手間かけることが世界観を創るのですが…

このようなひと手間が、実は、ローコストな制作では困難です。
結果として、フリー素材ばかり、あるいは、今でいえば、AIに生成させた画像をそのまま使う、という流れにならざるを得ないのです。
このサイトの画像の多くは生成AIを使ってはいますが、実は、そのまま使っている画像は少ないのです。
一発で使える画像、私のイメージに100%あう画像は、なかなかプロンプト入力だけでは生成できないのです。
延々とやって行けば、いずれ出来るでしょうが、それではAIを使うことが時短にならず、本末転倒になります。
ローコスト制作は「技術作業」で成立している
20〜50万円のサイト制作の特徴は、
ほとんどが 技術作業 の積み上げで成立している点にあります。
- テンプレート導入
- 画像・文章の流し込み
- レスポンシブ調整
- プラグインのセットアップ
技術作業には“正解”があります。
だから工数計算も予算化も可能です。
世界観の調整には“正解がない”。だから予算化できない。
写真の方向性、文章の温度、情報の配分、表現の重さ。
こうした“サイトの核”となる部分は、
明確な正解がありません。
正解がない領域は、
時間を使えば使うほど制作会社が赤字になります。
そのため、
- 本来必要な検討が省かれる
- 世界観が整わない
- テンプレートそのままになる
という構造が生まれます。
だから中小企業がいくら“世界観を出してほしい”と要求しても、
制作会社側は深く対応できません。
稀に「センスの良い制作技術者」がいる
しかし、それは再現できない“運”である
テンプレートをうまく扱える技術者が、
ごく稀に存在します。
こうした人材に当たると、
ローコストでも驚くほど良いサイトが仕上がります。
しかし――
これは属人的であり、企業側では再現できません。
担当が変われば品質も変わります。
だから「今回うまくいった」は、
次回も再現できるとは限りません。
運任せから抜け出す第一歩は、依頼側が“構造”を理解すること
テンプレートが悪いのではなく、
“扱い方”に問題があることを理解すれば、
制作会社との協力関係が劇的に変わります。
- どこを制作側に任せるか
- どこは依頼側が決めるべきか
- どこを整え、どこを整えないのか
この判断軸がある企業は、
同じ予算でも仕上がりがまったく変わります。
AIの進化が、ローコスト制作を“運任せ”から変えた
AIは、ただ効率を上げるための道具ではありません。
AIは今、
制作前の“考える領域”を再現できるツールへと進化しています。
しかし一方で、
- センスのない使い方
- 平均化したプロンプト
- よくある言い回し
- 中途半端な構成生成
これらは テンプレート臭をさらに強くする という落とし穴もあります。
つまり、
AIは“扱い方”を間違えると、テンプレ臭を増幅させる。
だからこそ、
扱い方の軸を持つことが重要なのです。
ここまで読んでいただいた方のために、重要な答えを、ここでさらっと、敢えて目立たないように書いておきます。
現時点においては、AI活用で技術面やベースの記事作りを圧倒的に時短しローコストにできる。
そして、今まで技術面でかかっていた費用を、感性に刺さるコンテンツ作り、ひと手間かける費用に回すのです。
QSD CONSULTINGの役割は、この“扱い方”を整えること
QSD CONSULTINGは、
制作を請け負うことが目的ではありません。
このサイトのトップページも、殆どの人に「よく分からない」と言われるはずですが、既に特定のニーズ有る方からは、お仕事を頂けています。
わからないというのは意図的ですが、何よりも、「テンプレート臭い」とは感じないように作ったつもりです。
テンプレートの臭いがしないほどのインパクトのあるコンテンツで強烈な世界観を持たせたのです。
(もちろん、好き嫌いがはっきりとでます。)
必要に応じて制作する場合もありますが、
中心となる役割は
制作の前にある“考える部分”――判断軸の設計 です。
提供するのは、
- どこに判断基準を置くべきか
- 何を残し、何を削るか
- どこに独自性を置くか
- AIに何を考えさせ、何を任せてはいけないか
- 制作会社が迷わない状態のつくり方
こうした “扱い方” の部分です。
この軸がある企業だけが、
同じ素材でも、差がつくのは“扱い方”だ。
という領域に到達できます。
例えば、このサイトのトップページは、目的がネット集客ではなく、口頭プレゼンの補完サイトとして構成したものです。口頭で意味をきちんと説明できた時に、大きく「ナルホド」と思っていただくためには、少しわかりづらい方が感性を揺さぶるのです。
これは、現代アートの知見を通じて私が「すぐにわからないものほど、わかった時の感動が大きい」ということを、ビジネスに応用したものです。
目的と相手によって構成を変える、こういうディレクション、設計も重要です。
ネットマーケティンでは、このようなブログ記事で説明する、そして、トップページで「哲学・世界観」を見た時に、「課題の本質を強く感じる」という、感性と知性の往復をして頂く設計、これがQSDです。
このサイトは、そういう意味で、まだ未完成です。具体的なビジネスとして、誰でもわかるブログ記事が不足しているからです。(今後、増やしていく予定ですが、あるところ以上は、まだ非開示です。)
まとめ
- テンプレートは優秀だが、その扱い方次第で“安っぽく”も“洗練”にもなる
- SEOは入口でしかなく、サイトがダサいと成果にならない
- 技術作業は予算化できるが、世界観の調整は予算化が難しい
- 稀に良い担当に当たるが、それは運で再現できない
- 依頼側が軸を持てばローコストでも成果を出せる
- AI時代は、この“扱い方”が運任せを終わらせる鍵
そして、その判断軸を整えるのが
QSD CONSULTING です。